2012/07/24(火)
こんにちは、中村店ナガタです
今日、ウェルカムボードをヒマワリに描き替えました
気分は一気に夏ですね~
さて、工事のご紹介をいたします
以前、洗面台とトイレの工事でお世話になったT様。
今度は、建具の工事をご用命頂きました
施工前の写真が、コチラ…
マンションの、廊下~LDKに通じるドアです
マンションにお住まいの方はお分かりかもしれないのですが、
こいつ、なかなかのクセ者なのです…。
マンションは戸建住宅よりも機密性が高いため、
基本的には玄関や窓からしか風の通り道が生まれません。
で、そんな風の具合でたまに…
バタンッッッ
っと、その、廊下の突き当たりの扉が突然閉まってしまうことがあるのです。
その際、扉のガラスが割れてしまって。。というご相談もたまに受けます
T様のお宅には、小さい息子さんがいらっしゃるため、指でも挟んだら大変
という事で、突然閉まってしまわないようにドアストッパーで突っ張った上で
ヒモで引っ張って止めてらっしゃったのですが…。
ストッパーは息子ちゃんが外しちゃうこともあるし
いちいちヒモを引っかけたり外したりするのも面倒だし
ということで、「引戸に替えられないかな??」とご相談を頂いたのが始まりでした。
実は、Panasonicさんに
「アウトセット引戸」という便利な商品があり、
従来だと「開き戸→引き戸」の工事は枠やレールを取り付けないといけない為、
周囲の壁を壊したり復旧したり…という作業が必要だったのに対し
これを使えば枠はそのまま、扉だけを引戸に交換することができるんです
「よし、これ付ければ良いですね!!!」とお話をしていたのですが、
ナントひとつ問題が。。
最初の写真に戻ってください。そう、ドアの上に「梁(はり)」があるんです
この「梁」、マンションではよく出くわすのですが、
これがあることによっていろいろな事を制限されてしまうことがあります。。
今回も、ドアの上に5~10cmほど隙間があれば楽に既製品が取り付けられたのですが
これでは既製品の引戸は付けられない。。かといって、壁を壊すわけにも。。
…って、だからと言って諦めるわけにはいかない
ということで、既製品ではなく、建具の職人さんに作ってもらうことにしました
奥様と打合せを重ね、T様邸でも家族会議を繰り返して頂き。。
完成したのが、コチラ
じゃーん
悩みに悩んだ分、ご紹介すべきポイントがたくさんあります
棒状の取っ手を採用
(しかも窓の数が少なくなったので、清掃性もup
アクリル板(ガラスじゃないんですよ!!)はミスト調(すりガラスみたいな…)を採用
(力を入れて閉めても、閉まる直前にフッととまり、ゆーーっくり閉まる機能)を採用
(でも、「振れ止め」というものを付けてあるのでバタバタはしないんですよ
「戸当たり」や
「ラッチ受け金具」が入っている穴や
「蝶番」のビス穴 などが
残ってしまうんですね
それを解消したのがコレ
Panasonicの補修材です
約1mmの厚さのシートを部位ごとに組み合わせて貼っていくのですが、
「もともとこんな感じだったんじゃないの?」みたいな自然な仕上がりになりました
…と。
語ればまだまだ出てくるのですが(笑)この辺にしておきます。
息子ちゃんが興味津々で開けたり閉めたり大変だったそうですが
扉の色、アクリル板の模様、棒ハンドルの太さ・色・長さ、窓の大きさ…などなどなど。
細部に渡るまで打合せさせて頂いたおかげで、
イメージ通りの仕上がりになったのではないかな…と思っています
奥様と水族館の話で盛り上がったり
ご主人様に阪神タイガースのお話を聞かせて頂いたり
(入った瞬間分かるのですが、T様のお宅に来られたお客様は皆さん
言われるそうです、「ご主人タイガースカファンなんですか??」って・笑)
打合せの度に、楽しく過ごさせて頂いたのですが、何と言っても。。
息子ちゃんのYちゃんが人懐っこくて可愛くて、
ナガタはしょっちゅうYちゃんに目と心を奪われておりました
トミカとかトーマスとかチャギントンとか。。
乗り物についてたくさん教えてもらいました
やっぱり男の子ですね~
と、長くなってしまいましたが。。
ブログ掲載をご快諾頂いたので、「こんなこともできますよ~」というご紹介でした
ちなみに、車いすの方なんかは断然引き戸の方が良いですよね。
開き戸だと、手前に開く場合身体が避けられなくてかなり大変なので…。
今回はそういうわけではなかったのですが、
ご家族の皆さまが、今回の工事で住みやすくなったな~と感じて頂けることを願って。。
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