2014/11/17(月)
みなさんこんにちは。安江工務店の豊田店で施工監理をしています石黒です。
今日は、これからの時期に多くなる結露について記入したいと思います。
そもそも結露とはなぜ発生するのでしょうか?
空気中の中にも水分は含まれます。湿度〇〇%というのは、空気中に含まれる水分の割合を表しています。湿度が高いと、ジメジメして空気が重い感じがしますよね。また、洗濯物も乾きにくい・・・。そうです、空気中の水分が多いからなのです。
湿度によって、空気中に含めることの出来る水分(水蒸気)の量が違ってきます。
温度20℃の場合は、最大含めることの出来る水蒸気の量(湿度100%)は17.5mmHgですが、温度10℃の場合は10mmHgとなります。温度が低いと、含めることの出来る水蒸気の量が少なくなります。この差が、結露の原因となります。
結露は簡単に言うと、冬の日に暖房によって室温によって室温20℃に保たれた室内の空気が、外の気温で冷やされた窓ガラスに接していると空気の温度が下がります。そうすると、空気に含めることの出来る水蒸気の限界量が減ってしまいます。温度の低下により空気に含めることが出来なくなった水蒸気は、空気から溢れ出て水となってしまいます。その水がガラスに付着・・・結露の発生です。
つまり結露は、湿度・温度差・湿度などが原因で発生してしまいます。これら、湿度・温度差・湿度をコントロールすることで結露防止出来るのです。
[お家で結露が発生しやすい場所?]
1位:寝室
2位:リビング
3位:ダイニング
4位:押入れ・クローゼット
人が長時間過ごす場所や、湿気がたまりやすい場所に結露は発生しやすいようです。
[結露防止対策:リフォーム編]
1位:ペアガラス・・・通常のガラスに比べ断熱効果が高いので、結露防止に効果がありま す。
2位:二重サッシ・・・現在あるサッシの室内側に、もう一枚サッシを取り付けます。寒冷地などでよく見られます。断熱性が向上するので、結露防止になります。結露防止以外にも、防音効果が特に期待出来ます。
3位:調質建材・・・調質建材とは、湿気の多い時は湿気を吸収し、少ない時は湿気を放出する調質機能を備えた建材です。調質壁材などがあります。湿度を調整することで、結露防止の効果が期待出来ます。
4位:断熱工事・・・家自体の断熱性を高めようというものです。充填断熱・外張り断熱・外断熱などがあります。
以上、結露対策のご提案でした。他にも気軽に出来る結露対策等、さまざまな対策があります。気になる事がありましたら、気軽にお問合せ下さい。