2015/05/06(水)
みなさんこんにちは。
安江工務店中村店の小林(り)です。
この期間もお店は休まず営業しております。
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これだけ天気がいいと、バーベキューや釣りなどアウトドアに行きたくなってしまいますね…
ブリー!!
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・これはこれだけ天気がいいと、これだけ天気
はい、過去の栄光です 笑
最近はなかなか釣りにも行けていませんが、あの空気感が恋しいです。
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皆さんはGWを満喫できたでしょうか?
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この時期は気候も良く何かとアクティブに行動できる季節ですが、それは人間に限ったことではありません。
今日はこの時期に活性化し始める「アイツ」についてお話します。
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その「アイツ」とは…
そう、シロアリです。
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彼らについては結構誤解されている方も多いので、ちょっと詳しく説明しますね。
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まず、どんな生き物かというと、その名の通り白くてアリのような生き物です。
しかし、アリの仲間ではありません。
黒いアリはどちらかというとハチの仲間です。
シロアリはゴキブリの仲間に分類されます。
アリは他の虫などの動物性のタンパク質を摂取しますが、シロアリは木の中のセルロース(柔らかい部分)という成分しか食べません。
そして、紛らわしいのが「羽アリ」という表現です。
黒いアリにもシロアリにも「羽アリ」は存在します。
どちらの羽アリも「黒い」のです。
シロアリの羽アリは年間を通してこの時期にだけ見ることができますが、外に出るときは体を黒くします。
そして一ヶ所から一斉に飛び立つ…というよりも湧いて出る感じですね。
よく誤解されているのはここからです。
羽アリが出ると何がいけないのでしょうか?
飛んで行った羽アリが木部を直接食害することはありません。
問題は、羽アリは繁殖部隊だということです。
巣が成熟するとその時点で数万匹ものシロアリが地中にいます。
その中の一割程度のものが繁殖部隊として外に出ていくのですが、言い方を変えれば九割のシロアリは巣に残っているということです。
一年を通して発見しやすい機会がこの時期の羽アリだけなので、見逃すと見えないところで被害は広がり続けます。
余談ですが、シロアリのおなら(消化するときに発生するガス)は地球温暖化の原因の2%を占めているそうです。
まさに百害あって一利なし!ですね。
腐っているように見える部分も実はシロアリに食われていたり…気づかないことが一番怖いことですね。
これはマンションでの被害です。
シロアリの被害で床下収納庫が抜け落ちるところでした。
石灰を撒いておくとか、灯油をかければ大丈夫なんて話をたまに聞きますが、そこにいるシロアリは結局氷山の一角でしかありません。
応急処置で一旦出なくなったとしてもまたほかの場所から出てくるのは当たり前の話です。
蟻害を確実に防ぐ一番の方法は『被害に遭う前の定期点検』だけといっても過言ではありません。
まだ一度も点検されていないという方がいらっしゃいましたら、この機会に一度点検(無料)してみてはいかがでしょうか?
以上、中村店小林(り)でした☆