2015/07/25(土)
こんにちわ。 中村店 K.Sです。
今日も夏らしい素晴らしい天気です。
しかし暑すぎますので、熱中症にはお気をつけください。
さて、耐震シリーズの第2回目となる今日は、
構造に関することをお伝えしたいと思います。
私たちがリフォームさせて頂くお家は、戸建で構造変更を伴う場合は、
在来工法の家が多いのですが、阪神・淡路大震災の際に、倒壊した戸建住宅の多くは、
昭和56年以前に建築された建物で、『筋交』が十分に入っておりませんでした。
在来工法の家は縦の力にはそこそこ強いのですが、
横の揺れに関しては、この『筋交』がしっかり入っていないと、対応できません。
※在来工法とは、木造軸組工法のことで、
柱と梁などの木材の「軸」で構造体を構成する工法です。
さて、地震の揺れには、縦揺れと横揺れがあります。
縦揺れは下から突き上げるような揺れ方、横揺れは左右に揺さぶられる揺れ方です。
縦揺れには、柱を増やしたり金物で緊結して対策をします。
横揺れには、壁を強くする為の補強をします。
横揺れの対応するために補強した壁を「耐力壁」といいます。
軸組工法(在来工法)の住宅は、垂直の柱と水平の梁・土台だけで構成されているため、
横揺れに弱いという弱点があります。
この弱点を補うには「筋交いによる補強」か「構造用合板による補強」のどちらかを選ぶ必要があります。
このような筋交や構造用合板による、
壁の配置バランス等が規定されたのは、2,000年の法改正でのことです。
また、その際に家を建てる前の地盤調査や、基礎構造に関する規定もできましたので、次回改めてご紹介します。
それでは。