2015/08/23(日)
工事中というタイトルを付けながら、本当はもう完工していますが・・・
細かいことは置いておいて、屋根工事の続きパート4です。
あ、中村店のアイザです。
さてさて、前回は横暖ルーフという屋根材と、その遮熱性能について紹介しましたが、
予告通り今回は完工まで一気にご紹介します。
②で軒先から順番に屋根材を葺いていくところを紹介しましたが
こんな感じで1面ずつ葺いていきます。
今回の屋根は寄棟という形状ですので、斜めの棟部分(隅棟と言います)に合わせてカットして並べます。
全面葺き終わったら、最後に棟を被せます。
これで屋根の葺き替えは完了です!
あ、ちょっと待った!
確かに屋根材の葺き替え自体は完了なのですが、
実はもう一つ大事な作業が残っています!
それがこれ↓
何だか分かりますか?
そう、雨樋です。
屋根材を葺き替えると屋根の厚み(高さ)が変わってしまうので、
雨樋がそのままですと雨水がきちんと流れてくれないことがあるんですね。
その為に雨樋も交換していきます!
はい、このように雨樋も交換し、高さも新しい屋根材にしっかり合わせます。
今回は既設と同じ丸樋にしましたが、雨樋にも色々な形状があるんですよ。
それはまたの機会にご紹介します。
因みに今回は竪樋も1本増やしました。
これまでは2カ所だったのですが、陶器瓦に比べて板金の屋根では雨の流れが良くなる為、
一度に雨樋に流れる水の量が増えてしまうんですね。
特に元々が土葺き(瓦の下に土が詰まっている葺き方)の場合には、その傾向が顕著です。
その為、量の増えた雨水をスムーズに流す為に竪樋を増やしました。
さて、これで本当に完成です!
最後に全体を清掃して、足場を解体して完工になります。
実際は足場を架けたついでに、他にも色々な個所を直しているのですけどね・・・
「屋根工事中!」全4回、お付き合いいただきありがとうございました。
屋根材も色々な種類があって、それぞれ特徴も色々ありますので、
お客様のお家の状態やご希望に合わせてご提案致します。
お気軽にご相談ください!
さぁ、今度はどんな工事をご紹介しようかなぁ・・・