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ほん。

2011/02/04(金)

こんにちは、ナガタです(*・ω・)ノ

さて恒例になってきた(勝手に)読書記録ですが。

まず1冊目、先日最後にちょろっと紹介した
朝倉かすみ『夫婦一年生』。

心がほっこり温まる愛にあふれた新婚小説!

という事で、恋愛小説の類を想像していたのですが
全くそんな要素はなく。
結婚して、やはり「妻らしく」ありたい新妻・青葉の
些細な悩みや葛藤が結構面白い観点で描かれていて
ちょっとほのぼのしました(●´ω`●)

「結婚」というものへの憧れと
「結婚生活」というものの現実。。

中でも一番分かる!と思ったのは
「女として33年も生きてきたのに、
料理ひとつ満足にできない…」と送別会で嘆く青葉に
会社の上司が「年を取れば勝手に料理ができるように
なるわけじゃない、当たり前じゃないか」と
事もなげに言うトコロ。
ホントに、当たり前の事なんですけど、
目からウロコなナガタなのでした(´・ω・`)

そうなんだよな…料理がニガテなトコロが
結構コンプレックスなのですが、
それが年々重くなっていくんですよね…(‘A`)

と、いうことでこの小説読み終わってから
お正月に実家帰った時に料理の本を買いました!!

今までも買った事なかったワケじゃないけど…
何となく、故郷で買った本の方が欲しい気がして。
意外と違うものです。味付けとか、使う食材とか、
関西と関東ナド、売っている地域が違うと。

それから小説の中で、新妻・青葉と夫・朔郎と
朔郎のお母さんが酔った勢いで本音で喋る場面があるのですが
そこがちょっと微笑ましくて、うっかりホロリときてしまいそうでした。

新婚さんはもちろん、
私みたいな結婚経験のない人も
結婚歴の長い奥様のプロも
それぞれ違った観点から、自分と重ね合わせて
楽しんで読める本だと思います(´▽`)
結構軽くて読みやすかったです☆

2冊目、朱川湊人『かたみ歌』。

正月に、母のお古をもらったものです。
舞台は30年~40年前、私たちの親世代が
若者だった古き良き昭和の日本。
「アカシア商店街」という東京の下町での人間模様が描かれていて
1話1話は主人公が異なる、独立した話なのですが
それぞれの話が絶妙に繋がっていて、後になって
「ああ、それで!」と合点がいく楽しさがあります。

すこし内容に言及すると、どの話でも死ぬことや死んだ人が
関わってきます。
死んだ人に会いたいと思うこと、
死んだ人にああしてやれば良かったと後悔すること、
身近な人に死んで欲しくないと思うこと、…
今も昔も変わらない、普遍的な「死」への思いが
切なかったり、悲しかったり、時に温かかったりします。

途中「栞の恋」という話があり、
読み進めるにつれて「あれ?あれ?読んだ事ある…??」と
ものすごい既視感のような物があり
とてもモヤモヤした結果。。

去年の9月にテレビで放送されていた
「世にも奇妙な物語 20周年スペシャル」で
堀北真希ちゃん主演で映像化されていたのでした。
「世にも…」は昔からめちゃくちゃ好きなので
録画して観ていたのでした。。
スッキリして良かった。

私でもとても楽しめた本ですが、
やはり40代~60代くらいの方だと
自分の幼い頃・若い頃と時代背景が重なって
より面白く読めるのではないでしょうか★

3冊目、恩田陸『木洩れ日に泳ぐ魚』。

恩田陸と村上春樹は避けていたので
今まで読んだことがなかったのですが…。
これは完全にジャケ(?)買いでした(*´ェ`*)
表紙の装飾に惹かれたのと、
この題名に惹かれたのと。

一言で言うと、
「翌日に別れを控えた男女の、最後の夜」
の話なのですが、コレがとても複雑。
二人の関係はもちろんのこと、
お互いの心理状況、
お互いの目論見、
お互いの本音、
そしてとある事件。

時代や場所がいろんな所に飛び、
登場する二人の記憶が交錯し、
事件の真相が明らかに…なるようなならないような…。

よく分からない解説ですね(笑)
実際、よく分からないんです…なんせ、
たった一夜の二人の言動と回想で
本が1冊できてしまうワケですから。。

ところで、どうして村上春樹と恩田陸の本を
避けてきたかというと…。
高校時代、同じように時間さえあれば文庫本を読んでいる
友達がいたのですが、趣味は共通なのに
好みがまっっっったく合わなくて。
私の好きな本はその子は面白くないし、
その子が好きな本は私は魅力を感じないといった感じ。

で、その子が村上春樹と恩田陸が大好きなんです(笑)

今回ですか?…そうですねぇー。
確かに、私はあんまり好きではなかったです。
もっとぱしっと結論が出て終わる話がいいなぁ。

こうやってそれぞれの好みがあるから楽しいんですけどね
それにしても、恩田陸さんって女性だったんですね。
ずーっと男性だと思ってました。。シマッタ

そんな感じです。

今読んでいるのは、先日紹介した
永嶋恵美さんの『彼方 ニライカナイ』。
まだまだストックがたくさんあるので
また懲りもせずご紹介します!!!