2011/02/12(土)
ニコニコ家族 ①
そのころ先頭のファミリーカーは知らない土地に悪戦苦闘。
「この道でいいのかな?」
「ちょっと待って。今地図で確認するから。」
そういって助手席のお母さんが地図を取り出して確認し始める。
「もう少しいくと大きい道に出ると思うよ。・・・あ、そこそこ、看板じゃない?」
「どこどこ・・・」
お父さんがお母さんの言葉にいちいち反応してる後ろで、彼の車は大変なことになっていた。
「何フラフラしてんだよー。意味ねーとこでブレーキ踏むなよー。」
彼はアクセルを踏み出してはすぐブレーキを踏み、またアクセルを踏むような運転になっていた。ガラス越しには相変わらずの子どもたちの笑顔が見て取れる。
「ほんとに楽しそうだな!ヨロシク!」(怒)
そんな時、とうとう彼女から電話がかかってきてしまった。彼はハンズフリーで電話に出た。
「もしもし。」
「もしもし。何してるの?」
「いや、今行くところ。」
「どこにいるの。」
「いや、すぐそこ。」
「だったら早く着なさいよ。もう時間になったわよ。」
その後ろの夫婦の乗った車は相変わらずの状態が続いていた。
「前だって。前の車を・・・」
「何よ。まだそんなこと言ってんの。」
主人は運転しながら一生懸命前の車を何度も何度も指差して説明しようとしている。
第三話終 続く・・・。