2016/09/01(木)
こんにちは。中村店 K.Sです。
9月に入ったとはいえ、まだまだ暑いものの、何となく涼しげな感じがしてきましたね。
こういうときは、風邪をひきやすいので、お体にお気を付けください。
さて、何回か前に、トイレの話題を少々書きました。せっかくなので、
もう少し掘り下げていってみたいと思います。
今のトイレはすごい節水ですよということは、みなさん周知のことと思います。
そこでその超節水と、現代のトイレはここまで進化した点について、今回はTOTOのトイレを例に
お話ししていこうと思います。
今のトイレは少ない水で、汚物を流せるように、便器の鉢の表面についた固形物が
スーッと取れやすい加工・製造がしてあります。もちろん、普段のお掃除を楽にするために、表面には汚れ・細菌がつきにくくする目的もあります。
さて、TOTOがトイレのTOPメーカーであるという自負をささえる技術が
下記にご紹介する、セフィオンテクトというものです。
TOTOが特許を持つ、セフィオンテクト(CeFiONtect)は、便器表面をナノレベル(100万分の1㍉単位)でツルツルにして、
汚れをつきにくく、落ちやすくする防汚技術です。
TOTOの便器は陶器製です。通常、衛生陶器を作る際は、
陶器の表面に釉薬を塗って(吹き付けて)から焼きます。そうすることで、陶器の表面はガラス質でコーティングされ、表面がツルッとなります。これをしないと表面はザラザラです。
セフィオンテクトは、特殊なガラス性質の物質と釉薬を融合させたものを、陶器にコーティングさせてから焼き付けを行っています。
焼く前にコーティングをしておくことが、長期の耐久性を生んでいます。
セフィオンテクトで加工された陶器の表面には、100万分の1のレベルで、凹凸が全くなく、
汚れが引っかからないため、少量の水でも洗浄すると綺麗になります。
表面の平滑レベルを表に出すトイレ製造メーカーは他にないので、このことに関しては、TOTOが
最も優れていると言ってよいでしょう。
セフィオンテクトは表面をマイナスイオンで覆っていますので、黒ずみの原因となる細菌が陶器に
くっつきにくいという性質も有しています。
(細菌はマイナスの電子を帯びているということで、マイナスイオンを帯電した
陶器表面と反発しあうということです。)
マイナスイオンと100万分の1レベルの平面超平滑が、TOTOのトイレが掃除をあまりしなくても
綺麗に保てるという根拠となります。
トイレを掃除していないときに、急にお客様がトイレを使用された苦い経験にある方は、ぜひ清掃性・抗菌性の高い
トイレにお取替えを検討されてはいかがでしょうか?同じ失敗を二度繰り返さないためにも・・・
次回は、このレベルからさらに一段上の進化をとげたトイレをご紹介します。