2017/12/27(水)
皆様、ご機嫌いかがですか?
寒いですね。あったかくして下さい。
建築バカのワタクシが、前回のブログで「丸栄の建て替え」について書いたのを
間に受けた?のか、今日の新聞では、日本建築学会が「保存を」求めたとの記事が
出ていました。
丸栄は来年閉店が正式に発表され、その後解体の運命にあります。
あの建物は、文化勲章受章の建築家、村野藤吾先生の作品で、「日本建築学会賞」
を取った作品なのです。
梁を生かした大空間の構造は当時画期的でした。
デパートらしい建築は今でも広小路のランドマーク。
さて、「壊すな」との意見に所有者であるキャベジンやコルゲンコーワの
「興和」さんは「書面を読んで考える」とのコメントを出しています。
スクラップアンドビルドを繰り返す時代は終わりました。
私、「一部を残す」と思うのです。
この仕事を1年近くしてきまして、「えーい、めんどくさい、全部壊せ」
と思ってきたのに。。。このごろ考えに変化が。。。
リフォームって何だと思いますか?
修繕でしょうか?
僕は「家族の関係の修復」の側面も大いにある、のがリフォームである、
と心から思います。
そう考えると。。。
本当に社会的価値のある尊い専門職である、と思うのです。
きっと、なかなかAIにはとって代わることのないお仕事だと思うのです。
いい仕事をさせてもらえる幸せと、感謝でこの1年を終わります。
皆様、どうぞよい年をお迎えください。