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響け!復興のハーモニー

2012/08/10(金)

お久しぶりのサワキです。

いつも家族ネタで申し訳ございませんが、ちょっと感動したお話をひとつ。

私の二女が高校の部活で吹奏楽をやっておりまして、

8月9日に豊田市民文化会館で開催された愛知県吹奏楽コンクール県代表選考会に

出場する事になり、その応援に行ってきました。

結果はお陰さまで県代表6校の中に選ばれ、

26日に浜松で行われる東海大会に出場出来る事になりました。

親バカ自慢話はこの位にして、冒頭の感動した出来事ですが、

会場に入場する際、受付を担当している高校生が、

東日本大震災義援金の募金の呼びかけを、それはそれは一生懸命

声をからしながらやってました。あまりの一生懸命さにあわてて財布から100円を

取り出し募金箱に入れた次第です。

実は表題にさせて頂いた 「響け!復興のハーモニー」 は震災後、全日本吹奏楽連盟が

テーマにしている言葉で、常日頃から東北支援の為に募金活動やチャリティー演奏会など

様々な支援を行っていらっしゃるんです。昨年は宮城県を中心に支援を行い

今年は福島県を支援していくそうです。

大会の最後に愛知県吹奏楽連盟の理事長さんよりこんな挨拶が有りました。

愛知県はこの様な素晴らしい会場で何の不自由も無く大会を行う事が出来ますが、

福島県では、学校に戻ることさえ許されず楽器も放置したまま放射能漬け。

演奏したくても楽器も無ければ会場も無い。そんな学校がまだまだ沢山あるそうです。

そんな状況の中で昨年10月吹奏楽の聖地、東京 「普門館」で行われた全国大会で

福島県代表の磐城高校がバッハ作 「トッカータとフーガ ニ短調」を演奏しました。

演奏後会場内は静まり返り、その後割れんばかりの拍手と歓声。

全員がスタンディングオベーションして感動の涙を流したそうです。

理事長さん曰く、大会史上最高の演奏だったそうです。

何故こんな演奏が出来たのか?の問いに磐城高校の生徒さんが言ったそうです。

震災後、学校が避難所になり部活動どころではなくなってしまい全国大会の夢を

諦めかけた頃、たまたま避難所の体育館で部員が演奏をしたところ、

避難している方々が涙を流して喜ばれました。

その時、「この人達に生きる元気と希望を与える為に私達は演奏しよう」

部員の気持ちが一つになりました。

そして先程の 「魂の演奏」 にたどり着いたそうです。

「誰かの為に頑張れる人は強い」 まさにその通りですね。

理事長さんがおっしゃいました。

どうしてもあの「魂の演奏」を愛知県の皆さんに聴いてほしい、

そして福島の人達の苦しみを少しでも和らげる為に支援してほしい

その願いが届き、来る9月1日その磐城高校の吹奏楽部が

岡崎で演奏してくれる事になりました。詳しくは↓

http://www.ad.cyberhome.ne.jp/~tom819/aichiWEB.html

入場料は全て福島県吹奏楽連盟に寄付されます。

支援したいと思われる方は是非ご参加を!

友情出演は岡崎の名門、光ヶ丘女子高等学校吹奏楽部の皆さん

入口で一生懸命募金活動をしていた娘たちの学校です。

この光ヶ丘女子高等学校の演奏も聴きましたが、これも「魂の演奏」

勿論、今大会の一位。

残念ながら、娘の学校とは全く次元の違う演奏でした。

きっと磐城高校の皆さんの心が乗り移ったのでしょう。

そして大会の会場を出る時、出口が人だかりに!

入場の時には素通りしてた人達が皆、募金する為に立ち止り、

何と募金の渋滞が出来ていたのです。募金箱が一杯になってしまい、

光ヶ丘女子高校の生徒さんが両手で募金を受け取っていました。

私もおよばずながら一人一人に100円づつ募金して会場を出ました。

我が娘がこんな素晴らしい活動をしている団体に属している事を喜ぶと共に、

「今、私達に出来る事」 は無いか!

深く考えさせられた素晴らしい一日でした。

長くてゴメンナサイ!!