2025/10/15(水)
皆様こんにちは!
刈谷市、東浦町、大府市、阿久比町、東海市、知多市、知立市、高浜市、半田市でリフォームをさせて頂いております
安江工務店 刈谷東浦店の巨神兵 S.I です。
ここの事務所で仕事をしておりますと
9月頃より夜な夜なお囃子の練習が聞こえてきます。
今年も秋の祭りがあるんだなと思っておりましたが
なぜ、こんなに長期間しっかり練習しているのだろうと気になりました。
お囃子の本番は
「緒川祭礼」(今年は10月11日(土)12(日))に向けてのものでした。
この緒川祭礼は緒川地区の神市場、下切、新町の3町が共同で
緒川祭礼保存会を運営していて
神楽:11日
3町の各屋形(山車)が町内を曳き歩く
本楽:12日
3町の各屋形(山車)が午前中に曳き歩き
入海神社では「おまんと(掛け馬)」が開催されます。
この町内を曳き歩く屋形には太鼓が備えられていて
太鼓の叩き手のリズムに合わせて、竜笛のお囃子が奏でられます。
この曳き歩いている時は、ずっとお囃子を演奏しながらなので
演者の若衆(小中高生)は交代しながら演奏されます。
目を引くのは、太鼓の叩き手(若衆)が交代していくのですが、
バチ捌きの上手な叩き手が叩くと、疲れて休んでいたお囃子が
とたんにつられて元気に演奏している様を見て、とても感動しました。
このお囃子は、夜になると3町で競い合う催し(坂の下での打ち別れ)もあるので納得ですね。
写真の屋形は下切の物で1827年製のものを修復しながら大事に使用されています。
おまんと祭り、掛け馬は入海神社の境内で開催されてました。
私達の事務所から徒歩3分位のご近所です。
772年創建され日本書記にも登場する弟橘媛命(おとたちばなのひめ)の櫛が奉納された由緒ある神社に
このような円形の馬場を設け、掛ける馬につかまり併走し雨乞いと五穀豊穣を祈る神事が開催されてました。
近づいて見学すると、大きな馬が突進して掛けている所に
駆け寄りしがみつくのですが、
馬の挙動に人間の体当たりは簡単に跳ね除けられ、
何度もアタックしてやっとしがみ付く事ができます。
これは、現場で見ないと凄さが伝わってこないので、是非見学される事を勧めます。
ざっと簡単に説明しましたが、
この緒川地区の緒川祭礼は
知多半島の「おまんと祭り」を同時に開催しているとても内容の濃いお祭りでした。
ちなみに、東浦町は緒川、森岡、石浜、生路、藤江と5つのそれぞれの地区でおまんと祭りが開催されますが
「掛け馬」があるのは、この緒川、森岡、生路の3つで
石浜と藤江は「飾り馬」馬の鞍に鈴の塔を飾ったものだけになります。
また来年のお囃子が楽しみになってきた今日この頃でした。
皆様の地区のお祭りや伝統がございましたら是非お話し聞かせてくださいませ。
それでは、また!