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☆リフォームの豆知識 ~敷居~☆

2026/02/28(土)

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一宮市・稲沢市・岩倉市・江南市でリフォーム、リノベーションを行っております。
安江工務店 一宮店の住田です!!

 

リフォームの豆知識をお届けします!
今回は和風の住まいに欠かせない「敷居(しきい)」です!

ドラマの怒鳴り声でおなじみの「二度と敷居をまたぐな!」というセリフ。

なぜ玄関ではなく「敷居」なの?その理由や意外な歴史をご紹介します!!

 

 

 

 

1. 「敷居」のルーツは境界線にあり
「敷居をまたぐ=家に入る」というイメージが定着しているのは、もともと門の内外を分ける境界に置かれた横木「閾(しきみ)」が語源だからといわれています。
ここからはプライベートな空間(家の中)ですよ。という境界線としての役割が言葉の重みを作っているんです!

 

 


2. 「個室」の誕生とともに進化した
今でこそ当たり前にある敷居ですが、実は日本の建築の歴史の中では「進化の証」でもあります。

平安時代(寝殿造): 大きな広間をカーテンのような「御簾(みす)」や屏風で仕切るスタイルで扉は開き戸が主流。

室町時代(書院造): 部屋をきっちり分けるスタイルが確立。ここで「引き戸」が登場し、それを支えるレールとして「敷居」が普及。
敷居の普及はプライバシーのある個室という概念が日本に根付いた事で誕生したんです!!!

 

 

 

3. 素材に求められる「滑らかさ」と「強さ」

引き戸を毎日スムーズに動かすため、敷居には摩擦に強く、摩耗しにくい木材が選ばれます。
一般的にはマツ(松)が多く使われるほか、高級感のあるヒノキや、硬くて丈夫なサクラ、美しい木目のスギなどが採用されることもあります。

和モダンな空間を作る際も、この素材選びが耐久性やデザイン性を大きく左右します。

 

 

 

 

 

4. なぜ「敷居を踏んではいけない」のか?
子供の頃に叱られた経験がある方も多いはず。

このマナーにはこんな意味が込められています。

家主への敬意: 敷居はその家の象徴であり、主人の頭を踏むのと同じくらい失礼だという考え。

家のメンテナンス: 毎日踏みつけると、木がすり減ったり歪んだりして、引き戸がスムーズに開かなくなってしまいます。

 

 

 

古くから家を守り、空間を仕切ってきた「敷居」。
現代では掃除のしやすさやバリアフリーを優先して「段差のないフラットな敷居」を選ぶことが主流になりました。

しかし、あえて素材にこだわった敷居を設けることで、空間に心地よい「緊張感」と「和の情緒」を与えることもできます。

目立たない足元の部材一つひとつに、住む人のこだわりや暮らしへの敬意を込める。そんなリノベーションの楽しさを、ぜひ一緒に見つけていきませんか?