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☆リフォーム豆知識 ~鴨居~☆

2026/03/19(木)

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安江工務店 一宮店の住田です!!

 

リフォームの豆知識をお届けします!
前回は「敷居」

今回はその対になる存在……そう、頭上を支える名脇役「鴨居(かもい)」についてお届けします!

 

 

足元の敷居と同じくらい、実は日本の家づくりにおいて重要な役割を果たしているんですよ。

 

 

 


1. 「鴨居」の語源は、まさかの「水鳥」!?
「鴨居」という不思議な名前。

 

なぜ鳥の「カモ」という字が使われているのでしょうか?
実はこれ、「火除け(ひよけ)」の願いが込められているという説が有力です。かつて木造住宅にとって火災は最大の敵でした。

 

そこで水辺に住む鳥である「鴨」を住まいの上部に配置する(と見立てる)ことで、「火災から家を守る」という魔除けのお守りのような意味を持たせたといわれています。

2. 「鴨居」の登場が、日本の空間を自由にした敷居と同様、鴨居が一般化したのも室町時代の「書院造」から。
それまでの日本建築は、柱と屋根で支える「ガランとした大空間」が主流でした。
そこに鴨居と敷居が登場したことで、「襖(ふすま)や障子をはめ込む」ことが可能になりました。
夏: 建具を外して、風通しの良い大広間に。
冬: 建具を閉めて、個室として暖かく。
鴨居は、日本の四季に合わせて空間を変化させられる物として日本の暮らしを支えてきたんです!

 

 

 

 

3. 素材と「強度」のこだわり
鴨居は引き戸を吊るしたり、上からの荷重を受けたりするため、敷居とはまた違った強さが求められます。

 

スギ(杉): 軽くて扱いやすく、美しい木目が天井付近を明るく見せます。
ヒノキ(檜): 耐久性が高く、和室にふさわしい芳香と高級感を与えます。
ツガ: 狂いが少なく、建具の動きを長年安定させてくれます。

 

最近ではリビングと和室をつなぐ部分に「薄い鴨居」を採用してモダンでスッキリとした印象に見せるデザインも人気です。

 

 

 

4. 「鴨居」にまつわる、ちょっと怖い(?)マナー
「敷居を踏んではいけない」のは有名ですが、鴨居にもこんなマナーや言い伝えがあります。

 

鴨居に服をかけすぎない: ついついハンガーを引っ掛けたくなりますが、荷重がかかりすぎると中央がしなり、建具が動かなくなる原因に。

「居候(いそうろう)」の語源?: かつて、家の鴨居の下(=部屋の中)に居座ることから「居候」と呼ぶようになったという説も。笑

家の中でも「目につきやすい高さ」にある鴨居は、その家の格や手入れの行き届き具合を象徴する場所でもあったんですね。

 

 

現代のリノベーションでは、あえて鴨居を見せない「ハイドア」も増えていますが、一方で「古材の鴨居」をあえて残して、ヴィンテージな雰囲気を楽しむ方もいらっしゃいます。

足元の敷居、そして頭上の鴨居。 この二つがピシッと揃ってい