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久々のご紹介☆

2011/04/16(土)

ナガタですこんにちは(*・ω・)ノ

久々の…読書紹介やります☆

1冊目。永嶋恵美『彼方 ニライカナイ』

恋人の死をニュースで知った主人公の春菜。
警察に疑われ、
夫(≠恋人)の怒りを買い、
危険を顧みず向かった沖縄で
呼び起される幼い頃の記憶とは…!

みたいな、サスペンスなのですが
ちょっと間延びした感じと言うか
あんまり先が気になる感じがないと言うか
加えて終わり方もちょっとモヤモヤすると言うか

以前読んだ『泥棒猫ヒナコの事件簿』が
軽妙で面白かったので今回も読んでみたのですが
うーん。。という感じでした

2冊目。朝倉かすみ『田村はまだか』

ちなみに、某お笑いコンビの「田村」は無関係です
北海道は札幌の、とあるバーで同窓会の三次会を行う
40代男女5人の話。

学校を卒業して数十年。辛い事も楽しい事も苦しい事もありつつ
幼かったあの頃に思いを馳せながら、
たびたび繰り返される「田村はまだか」のことば。
田村は、約束通りやってくるのか…?

結構ほのぼの、ラストは感動。

という物語なのですが、5人それぞれが、
マスターの頭の中の敬称と、本名の両方で登場して
物覚えの悪いナガタは読み進む最中何度も「…???」となり
あんまり物語に集中できなかったりしました

15少年漂流記読んでる時みたいだった。。

3冊目。伊坂幸太郎『終末のフール』

8年後に地球が滅亡する!…という、
どうしようもない事実が判明し
混乱、強盗、略奪、焦燥、…ひとしきりのパニックを通り過ぎた
5年後のできごとを
毎章主人公を変えて描いた物語。

時期が時期だけに、人々の間に起こる諍いやすれ違い、
またはすこしこころ温まるエピソードなんかが、
いちいちこの度の東日本大震災とかぶって仕方ありませんでした。
舞台も仙台だし。

毎章主人公は変わるのですが、
ある章で出てきた人物やエピソードが違う章で出てきたりと、
短編としても面白いのですが
長編としても楽しめる本になっていました。

ただ、これも前出の『田村はまだか』と同様に、
登場人物が出てきすぎて
本を読むタイミングが開いてしまうと
「…何だっけこの人…どっかで出てきたけど…」みたいな
モヤモヤした感じを引きずる羽目になってしまいました

ひとつ、気に入ったのは、各章の題名。

「太陽のシール」
「籠城のビール」
「冬眠のガール」

…と韻を踏んでいて、なかなかリズムが良くてスキです

久々の読書紹介なのに、3冊ともこんな感想(笑)
失礼致しました

本って不思議ですね。
アタリを引く時は知らない作家さんの本を買っても
立て続けに面白い本に出会うのですが、
ハズレ(あくまで自分の基準でですが)る時は
続けて「イマイチかな。。」と感じてしまいます。

そんなわけで読書が進まず「久々」になったのでした(笑)

今、読んでいるのは橋本紡『彩乃ちゃんのお告げ』。
この方も、前回『流れ星が消えないうちに』が
かなり自分的にヒットだった方。
結構軽めで読みやすい感じです

またまとめてレポートします★
好評・不評にかかわらず(笑)