2016/06/19(日)
こんばんわ。 中村店 K.Sです。
このところ忙しくてブログが2週間くらい止まっていました。また時々は更新したいと思います。
今日は父の日でしたね。 何となく昔は母の日に比べると、影の様なといいますか、
印象の薄い日でしたが、自分の年齢があがるとともに、忘れにくくなりました。
小さいころお父さんと仲良かったですか?
お父さんとお母さん、どっちのほうが好きでした?
お父さんとお母さんどちらのほうが好きかと問われて、秀逸な答えを返したのが、
桂枝雀の落語「佐々木裁き」に登場した 、松屋表町の桶屋、高田屋綱五郎の倅(せがれ)四郎吉(しろきち)13歳です。
あることで、西町奉行・佐々木信濃守に呼び出され、問答を繰り返すのですが、途中でお奉行が、四郎吉に饅頭を出してこう聞きます。
「そのほうの父親は饅頭を買ってくれるか?」「ちょいちょい買うてくれます。こんな上等やおまへんけど」
「では母親は何を買ってくれるか?」「お母んは、何も買おてくれしまへんねん、小言ばっかりくれまんねん」
「では、四郎吉。饅頭を買ってくれる父親と、小言をくれる母親と、どちらが好きか」との奉行の問いに対し、四郎吉はこう答えます。
「お奉行さん、ポカッと二つに割ったお饅。どっちがおいしぃと思いなはる? 味の変わろぉはずはない おんなじこってんねん、
お母んかて、わたいのため思て言ぅてくれまんねん」ってね。
父の日の話だか母の日の話だかわからなくなりましたが、お父さんには親孝行できるように、
いつまでも元気で長生きしてもらいたいものです。