2016/08/24(水)
こんばんわ。 中村店 K.Sです。
毎日暑いことは暑いですが、最近日が暮れるのが早くなってきたなと感じます。
夏ももうすぐ終わりですね。
今年の夏は何かいいことありましたか? さて、久しぶりにブログを書いているわけですが、
最近ブログを書いていないので、ぱっと書けなくなってきました。
練習をさぼると、途端に退化する運動能力などと同じですね。 ちょっと反省です。
今日の話題は、少し前に新聞に出た話で、政府は中古住宅を購入する際に必要なリフォーム工事の費用を、1件当たり最大で50万円補助する制度を創設する。というものです。
もちろんまだ決定ではありません。今秋の臨時国会で提出し、その後成立すれば法制化が進むというものです。
中古住宅を買ってリフォームをすれば50万円くれるのか・・という話ではありますが、この補助には条件があります。
自分が住むために住宅を購入する40歳未満の若年層が対象です。そして補助金の申請には、専門家の住宅診断を受けている必要があります。
全国にある820万戸の空き家対策と中古住宅市場の活性化が狙いでしょう。どんなリフォームが補助の対象になるのかは、まだ決まっていません。
耐震補強や省エネ改修など住宅の性能向上に関するものに対してとなる可能性は高いです。
その場合、補助が最大50万円だと個人的には少ないと感じます。 内装工事やトイレ交換でも補助がでるといいのですがね。
空き家対策、景気対策、インスぺクションの拡大、中古住宅市場の活性化、優良な中古住宅市場の形成など、そのすべてを同時にかなえようとと思うと、
きっと最大200万円以上の補助金が出ないと、購入者にとっての大きな助けにはならないかもしれません。
今日の日本において、空き家の問題はだんだんと顕在化してきています。 管理の行き届かない空き家が増えれば、地域の防犯や安全面での障害になるでしょう。マンションでは、
空き家が増えると維持管理の為の修繕に影響がでてきます。空き家は数が増えすぎると、放っておくことはできない問題となってくるのです。
また、日本の住宅ストックの質の面にも目を向けてみましょう。
現在の日本の住宅ストックは約6,000万戸強。そのうち耐震基準ができる前の昭和56年より前に建てられたものが、1,500万戸。
S56年の耐震基準策定後に建てられた住宅で、バリアフリーでも省エネ住宅でもないものが、2,000万戸ほど。
となると、ある程度優良なというか、きちんとした住宅が2,500万戸となりますね。日本は新築信仰が強いので、
なかなかすぐには考え方を変えるのは難しいことですが、住宅を大切にして、次世代に引き継いでいけるような施策が必要です。