安江工務店

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唐突にGDP

2016/08/25(木)

こんにちは。中村店 K.Sです。

さて、先日中古住宅市場の活性化についてのことを考えていましたら、

あることを知りました。 それは、リフォームと呼ばれるもの(大型の増改築を除く)は、その生産高は、

GDP(国内総生産)には入らないということです。 何それ?どうでもいいよという方は今回は飛ばして頂ければと思います。

何となく気になったので、話題にしてみました。

GDPは、一年間に日本国内で、生産された全ての財・サービスの付加価値の総額のことです。

中古の戸建や中古のマンション、土地や株などの資産がいくら取引されてもそれは新しい価値が付加されていないからという理由で、GDPには含まれないのです。

アパートの修繕費や自宅のリフォームは、中間消費という扱いになり、GDPには組み入れられません。

住宅の機能・価値を高め、住宅寿命を大きく伸ばすものを、『Major renovataions or enlargements』として

総固定資本形成に計上し、居住を継続するために定期的、経常的に行うものを『Ordinary maintenance and repair』として個人消費・中間消費に計上するルールになっています。 となると、これから新築より、リフォームがメインとなるような時代が到来し、新築着工率が減少の一途をたどれば、日本のGDPを牽引していた、住宅産業という分野は大きな変化を余儀なくされるのでしょうね。